コロナ禍における鉄道施設内のエスカレーター手すりの活用~西武新宿駅、仙台駅編



コロナ前後を比較するまでもなく、私たちの生活様式は変わりました。

誰もが当たり前にマスクをし、入店する際には備え付けのアルコールで手指を消毒するという、ウィズコロナの生活が浸透しています。


皆さんの意識はどう変化しましたか?


今回はこのコロナ禍だからこその取り組みについて、実際の事例をご紹介できればと思います。


 

コロナ禍における、ヒト・企業の意識変化


この変化はエスカレーターの手すりにも強く言えることかと思います。

以前は何気なく行っていたことですが、出先にて物に触れることへの意識が変化してきていると思います。


そのため昨今は飛沫感染もさることながら、今まで以上に「抗菌」ということへの意識が強まってきていることと思います。


さて全国各地の駅や商業施設で毎年10月ごろに「歩かず立ち止まろうキャンペーン」が実施されております。各駅のホームなどにもこちらのポスターが貼られているのをご覧になったことのあるかたも多いかと思います。





皆さんが安全に乗り降りしていただくうえで、エスカレーター利用中のバランスを保つためにも手すりを活用していただくことが重要ですが、あまり触りたくないというかたがいるのも事実だと思います。


ならばエスカレーター利用時に抗菌仕様の手すりであることが認識しやすくすれば、安全な利用のために、安心して掴みやすくなるはずだと弊社は考えます。


抗菌仕様はなにが違うのか


では抗菌という言葉の意味をまず調べてみましょう。

抗菌とは、菌を長時間増やさない様にすることを言い、菌を一時的に死滅・除去する殺菌・除菌とは区別されます。

抗菌製品技術協議会に認定を受けた製品には下記のマークがついております。

(参照:SIAA(一般社団法人抗菌製品技術協議会)より引用


JIS(日本産業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合、その製品に抗菌効果があると規定しております。


さらに使用する抗菌剤は万が一飲み込んだ際の毒性、皮ふに触れたときの炎症の有無、DNAへの影響、アレルギー反応といった4つの項目に関する試験に合格した安全性の高い物が用いられています。


抗菌マークを取得しているということは、その製品はきちんとした抗菌効果が期待できるという科学的根拠があるという証拠になります。

そして何より抗菌マークがあることは、上記で紹介した抗菌効果を公式に保証されていることを示しています。


弊社の扱う手すりのシートもこの上記の基準にクリアしておりますので、安心してご利用いただけます。


新しい生活様式に“ゆうどうマーク”を


今回は弊社の持つ特許技術である、ゆうどうマークを施したエスカレーター手すりを設置した2施設をご紹介いたします。


まず一つ目が西武新宿線西武新宿駅にあります、新宿pepe様です。


施工前

施工後






施工前後をご覧になってわかりますように、コントラストと「抗菌」という文言があるということにより、利用者に手すりが抗菌仕様であることを直接伝えることができます。


また右写真にもありますように、弊社のエスカレーターのラッピングの特徴であるゆうどうマークの部分を、こちらでは「抗菌」という四角いオレンジのマークにいたしました。


さらに利用者の手すり接触への安心を喚起するだけでなく、施工前のベルトは足元のタイルと同じ茶色であったのに対し、目立つ青色の手すりに変えたことで、伴って速度や進行方向がわかりやすくなり安全性も高まりました。



次に仙台市営地下鉄様の仙台駅にあるエスカレーターです。

JR線との乗り換え経路にございます。


施工前

施工後




























施行前後を見ていただいて分かるように、pepe様同様にメッセージが目立つように、手すりの色も黒色から黄色に変更されております。


またこちらのデザインおいてもゆうどうマークの部分を、背景を赤地にした抗菌仕様のわかるイラストになっています。

イラスト内で人間が手すりにつかまった姿になっていますので、無意識的に手すりを摑まることへの誘導ができます。


さらに見ていただいてわかりますように、ゆうどうマークの間には「歩かず立ち止まる」こと、「手洗いうがい」の啓発であったり、「間隔をあけて乗る」という仙台市交通局から利用者へのメッセージをベルトに載せました。



まとめ


エスカレーターは人々の日常に寄り添っています。


だからこそゆうどうマークによって事故発生を防ぎつつも、同時に新しい生活様式への啓発効果が一層増すのではと弊社は考えております。


もちろん、デザインや色味、内容もその施設様ごとに設計させていただいたうえで施工をしており、二つとして同じものはございません。


今回の事例のように啓発文言も記載できますが、施設や駅舎内での感染症予防の取り組みについて、例えば従業員の検温徹底やマスク着用についてなどの企業努力について、エスカレーターの手すりを通して利用者に伝えることもできます。


また定期的に手すりを拭き取ることも可能ですが、コストもかかりますし、人通りの多い場所に設置しているエスカレーターでは清掃作業も困難になります。

しかし、元々抗菌効果のある素材でしたらそのような負担も減ると考えております。


これら紹介したゆうどうマークによって、一人でも多くのかたが安全に乗降することができるようになるだけではなく、安心感を持って施設を利用できるようになる。


そのように人々の暮らしの中で日々役に立っていきたいという思いで、弊社一同業務に励んでまいります。


最後までお読みいただきありがとうございました。